「ロッホローモンド（Loch Lomond）」は、スコットランド最大の湖“ローモンド湖”にほど近い場所で生まれたウイスキーです。多彩な蒸留設備を駆使し、モルトからグレーンまで幅広く生産できる独自性を誇ります。ここでは、ロッホローモンドの歴史や特徴、代表的なラインナップ、テイスティングノートをご紹介します。
ロッホローモンドの歴史
ロッホローモンド蒸留所は1965年に創業。スコッチ業界の中でも比較的新しい部類に入りますが、革新的な蒸留技術を取り入れることで独自の存在感を確立しました。
スコットランドの美しい自然環境に囲まれた立地を活かし、多彩なスタイルのウイスキーをひとつの蒸留所で生み出す数少ない存在として注目されています。
特徴
-
多様な蒸留設備
伝統的なポットスチルに加え、連続式蒸留器、さらには特殊なストレートネック型スチルを導入。幅広い香味の原酒を生産可能。 -
モルト＆グレーン両方を生産
シングルモルトだけでなく、自社でグレーンウイスキーも造ることで、独自のブレンデッドを展開。 -
多彩なフレーバー展開
フルーティで華やかなタイプから、スモーキーで力強いタイプまで、一本のブランドで幅広い表情を楽しめる。
代表的なラインナップ
-
ロッホローモンド オリジナル：フルーティで飲みやすく、入門におすすめ
-
ロッホローモンド12年：リンゴや洋梨の爽やかな香りと、バニラの甘みがバランスよく広がる
-
ロッホローモンド18年：ドライフルーツやトフィーの深み、スパイス感が調和したリッチな味わい
-
ロッホローモンド シングルグレーン：自社製のグレーンを使ったユニークな一本、柔らかくライトな印象
テイスティングノート（ロッホローモンド12年）
-
香り（ノーズ）：青りんご、洋梨、レモンピール、わずかなスモーク
-
味わい（パレット）：フルーティな甘み、バニラ、蜂蜜、ナッツ、ほのかなスパイス
-
余韻（フィニッシュ）：中程度の長さで、爽やかさとスモークが心地よく残る
おすすめの飲み方
-
ストレート：フルーティさと複雑さをじっくり堪能
-
ロック：甘みとスモークが引き立ち、飲みやすさがアップ
-
ハイボール：爽快感とフルーティさが際立ち、食中酒にも最適
まとめ
ロッホローモンドは、スコットランドの自然と革新が融合した個性豊かなウイスキーです。
-
1965年創業の新鋭ながら確固たる地位を確立
-
多彩な蒸留設備で幅広いフレーバーを実現
-
シングルモルトからグレーンまで自社生産
その多様性と革新性から、初心者から愛好家まで幅広く楽しめるブランドです。
コメント